足 しびれ 痛みの漢方相談ビフォーアフターを紹介するコーナーです。
59歳 女性
両足がしびれ、右足は痛みが酷く動き出すと痛みがとても酷くなるという事で来店されました。
体がほてりやすく、よくノドが渇くようです。
暑くなり汗もかき、体調がよくないようです。
病院に行っても痛み止めと湿布ぐらいで対処療法の為、根本的に治したいという事で病院には行かなくなったそうです。
病院の処方は
ロキソニン、ノイロトロピン、モーラステープ、牛車腎気丸も処方されているようです。
脊髄ヘルニア、坐骨神経痛が酷い様で、特に座ってから立ち上がる時が一番痛みが酷い様です。
中国医学的に診ますと『不通則痛(ふつうそくつう)』の状態と考えます。
経絡や血流が悪くなり痛みが出やすい状態になります。
その為、下半身の血の巡りをよくする漢方をお渡ししました。
しかし、長年の痛みとしびれは中々よくなりませんでした。
2カ月ぐらいして痛みがあまり変わらないという事で、少し処方を変えてみる事にしました。
血流が悪い状態という事は経絡にも詰まりがある可能性があります。
中国医学的には『通経止通(つうけいしつう)』と言いまして経絡の詰まりを取り除いて行く事で痛みや痺れを治していく方法に切り替えました。
すると、2週間ほどして痛みとしびれがとても良くなってきたという報告を受けました。
体調がいいため、先日、娘様と岡山まで桃刈りへ行ってきたそうです。
さらに、来週には旦那様と泊りがけで旅行へ行く事になったそうです。
こちらも足のしびれや痛みが良くなって旅行ができるようになったと言われてとてもうれしく思います。
長時間歩くとやはり、痛みが出る為、しばらく続けて頂いております。
今までもらっていた漢方は、この暑い夏の時期に飲む事で体が暑くなり体調はかなり悪化しやすくなる事が考えられます。
冬場で体が冷えて尿の出が悪い場合は問題ないと思いますが、漢方薬でも使い方を間違えますと体調を崩しやすくなります。
体が冷える方に冷やす漢方を使うと体調が悪化する様に、体がのぼせやすい方やほてりやすい方に温める漢方薬を使う事で体調が悪化します。
漢方薬も使い方を間違えますと、事故が起きます。誰にでも合うものと言うものはありません。
効能効果に書いてあるからと言うだけで、簡単に処方される現状は改善する余地があるかもしれませんね。
できれば、漢方薬処方の中に配合されている薬草の効能効果が分かれば、使わない方が良いものや、使った方が良いものなどに応用ができると思います。
漢方薬や医薬品、サプリメントでわからない事があれば、是非、ご相談下さいね
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